1990年5月、鹿児島の女の子たちの声を形にしながら、20回のお正月を重ねてきた。
そして今年も、女の子たちのささやかな心の声が番組を動かした。
「自分の作ったお米でおにぎりを作りたい・・。」
「20代最後の年にやっておきたいこと・・・」
「日本人として体験しておきたいこと・・・」
「鹿児島ならではのことをやりたい・・」
「将来自分のこどもにも教えたい」
8人の女性と中西アナは、ナマ・イキ20年目の挑戦、「お米作り」に挑んだ。
■お米作りに挑んだ半年間の軌跡
▼水無月(六月)~文月(七月)
米作りの師匠、姶良町の有機農家 蔵満久幸さんとの出会いが、全ての始まりだった・・。
6月28日 田植え
ぬかるんだ田んぼは手ごわかった。
7月12日 2回目の田車押し(2週目)
「田車」がなかなか動かず一苦労。
7月26日 たんぼ観察(4週目)
ジャンボタニシの存在がちょっと心配だった。




【女子コメ部のひそかな楽しみ】
師匠の奥様、悦子さんが作業が終わる頃に持ってきてくれる「差し入れ」
これが私達の“元気の素”だった。




▼葉月(八月)
8月2日 畦の草刈り(5週目)雑草との闘い
「自然を相手にする仕事ってすごいな!」
8月9日 草刈り機で草刈り(6週目)
この日はきつかった。。稲とヒエの見分けがつかない。
雑草の生命力に根負けしそうだった。
早く見たいね!黄金色の稲穂。




8月16日 草刈り(7週目)
うれしい出来事!稲穂の赤ちゃんが顔を出していた♪
そして、たった2時間しか咲かない幻の花「稲の花」が!!
命を守るために、みんなでかかしを作った。




8月29日 緊急事態!
記録的な少雨のために、田んぼに水が届かずにヒビが!
近くの用水路から、モーターを使って、給水作戦。



ふと気付いたら田んぼは、ミドリの稲穂でいっぱいだった。
▼長月(九月)
9月6日 草取り(10週目)

稲穂がコウベを垂れている。
稲の粒を割ると、甘くて白い汁が。これを狙ってスズメがやってくるんだね!
9月21日 (11週目)
給水作戦を繰り返しながら、稲たちは大きくなってきた。
このまま順調にいくように願った矢先、稲をからす虫、トビイロウンカがたくさん。
天敵であるクモがたくさんいてくれることを祈った。




1週間後・・・クモたちが、がんばってくれて、被害は最小限に食い止められた。
生き物はみんなお互いに支えあって生きているんだ、
だからいなくていい生き物なんていないんだ・・・人間社会も同じだよ!
って、師匠と虫たちが教えてくれた。



9月27日 草刈り(13週目)
細かった苗は、半年ですごい成長!稲の粒は透明に。そろそろ稲刈りの準備。
私達はこの日、「黄金色に輝く稲穂」にようやくであった。
ゴールを前に涙が出そうだった。


▼神無月(十月)
10月3・4日 稲刈り(14週目)
見守ってくれた師匠や、助けてくれた虫たちのおかげで、実りの秋を迎えることができました。
台風にはヒヤヒヤさせられたけど、稲たちは元気で待っていてくれた。






10月16・18日 脱穀(16週目)
これで終わりだと思うと、さびしくなる。
でも、とってもうれしいこと。。薪で炊いたご飯で“新米おにぎり”
「これ以上のぜいたくはないと思うよ!」と、師匠。



そして、この感動をたくさんの人に届けたい!
わたしたちは、「一日食堂」を開くことに決めました。
7月11日放送 ナマ・イキ女子コメ部 活動開始!
9月5日(土)放送 ナマ・イキ女子コメ部の暑い夏
11月21日(土)放送 明日開催!コメ部の一日食堂
■ナマ・イキ女子コメ部「一日食堂」開催
▼開店準備!
霜月(十一月)
田んぼ収録が終わっても、私達は毎週打ち合わせ。
一日食堂の開催場所は、師匠の家のお庭。“ほっとする”農家の空気感が伝えたい。
メインディッシュはもちろん、私達の新米おにぎり
「300食限定!女子コメ部特製おにぎりランチ」
そして、私達の元気の素、エツコさんの手作りお菓子もお土産用に。




でも、一番大変だったのは器作り。
何日も、農家のひとたちに助けてもらって900個の竹の器を作った。
前日の厨房は戦争だった。エツコお母さんにもいっぱい怒られた。
最後に大事な仕事。
玄米のまましまっておいたおコメの精米。




「粒が非常に揃っている、検査で一等で通ると思うよ!」って、
師匠がはじめてほめてくれた。
そして、一番に食べてもらいたい師匠に
「一日食堂」の招待状を手渡した。
▼一日食堂開店!
11月22日 一日食堂当日
雨の予報、大きなテルテルボウズにみんなで祈る。
素朴な雰囲気を味わって欲しいので、むしろにワラのテーブル。




コメ炊き名人のミツエさん
がね天名人のサツエさん
そして、お茶名人の武田みどり



ゲストのはずだった師匠もおコメの見張り番。
炊き上がったおコメはおにぎりになっていく。
お客さんは1時間も前から、並んでくれていた。




午前11時 一日食堂オープン!
私達のおにぎりで、みんなが笑顔になっていく。
「すごいね!こんなのできるなんて!」
「甘いですよね、モチモチしてて。」
「素晴らしいご縁にあわさせてもらった」
「愛情がバッチリこもってます」




炊きたてを食べてもらう、“ほかほかご飯の時間”も大好評。

300食限定のおにぎりランチは、2時間で完売!
・・感無量。
閉店した途端の大雨!
お天気も、待っていてくれたんだね。
■最後のミーテイング
最後は餅つき大会と、最後のミーテイング。
コメ部から師匠へアルバムのプレゼント。
つっちーから師匠へ
「一つ一つの経験が、幸せのカギだという事に気付きました。
私達は、本当に幸せ者だったよ!ありがとう♪」
もえちゃんから師匠へ
「優しい笑顔にいつも心が温かくなりました。
自然の命もつながりも、人と人との関係も同じだよ!って言葉、忘れません。」
なかまりから師匠へ
「只感謝」
師匠から、コメ部のみんなへ
「仲良く助け合いの心を持って、
自分に、何ができるのかを考えてもらえれば、
それぞれやれることは決まってくると思います」
こうして、ナマイキ女子コメ部の活動は幕を閉じた。
* * * * *
「自分は(人に)何が出来るかを考えるようになれば、
心が豊かになってくるんだ」
人間社会もいろいろな事があって、キライな人もいるけれど
本当は、みんな支えあいながら生きている。
田んぼの中の世界と一緒なんだって師匠の教え、一生忘れません。
2,010年春・・・
あなたにも“心豊かな”毎日がおとずれますように。
